このクルマのあるべき姿とは何か。
自分自身が成し遂げたい夢は何か。

このクルマの
あるべき姿とは何か。
自分自身が
成し遂げたい夢は何か。

営業企画

大鹿 雄也

日本本部/営業企画部/チーフ
※インタビュー内容は取材当時のものです。

大学卒業後、光学機器メーカーに入社。海外現地法人の事業管理を担当し、北米地域における販売戦略の企画立案、オーストラリアにおける代理店営業などに従事する。しかし、「時代を変えるような製品に携わりたい」という想いから転身を決意。2014年2月にHondaに入社し、現在は「N-ONE」の商品企画、販売戦略の立案に携わっている。

- 職種内容とやりがい -
N-ONEの未来を描き、未来を掴み取る。

- 職種内容とやりがい -

N-ONEの未来を描き、
未来を掴み取る。

営業企画部の最大のミッションは、Hondaの製品とその先にある喜びを、どれだけ多くの人に届けるか。国内セールスにおける4P、つまり製品、価格、流通、プロモーションのすべてを手掛けていると言っても過言ではない。そのなかでの私の使命は、軽自動車「N-ONE」の未来のあるべき姿を描き、その実現のために奔走すること。全体のコンセプト・Hondaでいう<A00>を立案し、広報戦略の方向性を決め、販促をからめながら推進していく。まさに、N-ONEが成長できるかどうかは私の双肩にかかっているというわけだ。重圧を感じたことも1度や2度ではないが、やはり自分が手掛けたN-ONEが街を駆け抜ける姿を想像しただけで、胸がワクワクする。「買って良かった」「走りがいい」。そんな声を耳にできる瞬間は、誇らしくてたまらないだろう。

Hondaの特徴は、営業、研究開発、生産・製造技術とチームでプロジェクトを進めることにある。招聘されたメンバーにとって、私は営業の代表。当然、お客様の代弁者であることが求められる。「お客様のニーズはなんだ?」「大鹿はどう思ってるんだ?」。チームの期待に応えるには、常に“お客様の声を一番知っている存在”でなければならない。そのために、私は足で情報を稼ぐ。調査データは大切だが、数字で報告されるニーズだけがすべてではない。私は機会を創り出しては販売店に出かけ、セールスのプロに徹底的に話を聞く。「とあるお客様は、外装よりも内装を気にされていた」「クッション性が悪く、居心地が良くないという声も聞きます」。現場に足を運べば運ぶほど、見えざる課題が浮き彫りになっていく。自分の仮説や主張が、説得力を纏うようになっていく。私の企画は、「N-ONE」の未来だ。ときには土日に試乗して、フロントガラス越しに“あるべき姿”を描くこともある。本気で考え抜いているか、本気でビジョンを語れるか。私は今日も、担当車種の明日を問い続けている。

まもなくHondaに転職して1年が経つ。以前の仕事は光学機器の事業管理。当然、まだまだ自動車について熟知しているとは言えない。しかし、経験と実績を積み、やがては「革新的な製品の企画を手掛けたい」という野心はある。Hondaは社員の希望に真摯に耳を傾けてくれる会社。「上司としては君にこんな期待をしているが、お前としては今後のキャリアをどう考えているんだ」。入社したばかりだと言うのに、部下の“未来のあるべき姿”を問う上司たち。もちろん、私は堂々と答える。Hondaで成し遂げたいことを。

- キャリアストーリー -
一生のなかで、あなたは何を成し遂げたいか。

- キャリアストーリー -

一生のなかで、
あなたは何を
成し遂げたいか。

あなたは何のために働くのか。生活のため?お金のため?もちろん正解はひとつではない。しかし、最終的に私がたどり着いたのは「時代を変えるような製品に携わりたい」という欲求だった。光学機器メーカーに勤めていた頃、私は海外の事業管理を任されていたが、カメラは100年ものあいだ爆発的な進化を遂げることのなかった製品。その先の可能性がどうしても見えなかった私は、次第に「この業界でワクワクするような未来をつくることができるのか」という疑問が頭から離れなくなっていった。そんなときだった。Hondaで働く父の記憶が蘇った。「F1」「CVCCエンジン」「ASIMO」。親から聞かされてきたHondaの偉業の数々。幼少期の憧れを思い出した私は、どうしても“転職”という言葉を振り払うことができなくなった。自動運転が進化したら?水素エネルギーが普及したら?モビリティには、この先の可能性が無限にある。一度しかない人生、何のために働くのか。何に人生をかけるのか。これが最後の就職になるに違いない。私は腹を決めた。

Hondaに転職した私は、入社6ヵ月目に度肝を抜かれた。「来月からN-ONEの商品企画を頼む」。いきなりの指令。N-ONEは軽自動車のなかでも、Hondaの“挑戦の象徴”とも呼べる車種。当然、売上規模も責任もとてつもなく重い。しかも、いきなり役員へのプレゼンまで任される。「これがHondaのやり方か」。正直、面食らったという表現が妥当だろう。「N-ONEのあるべき姿を描け」「目的を説明しろ」「それじゃ甘い、やり直せ」。入社半年だった私は怒涛のダメ出しとアドバイスに、必死に食らいついていった。当時は壁にぶつかることも多かったが、早い段階でHondaの洗礼を受けたことは大きな財産になった。全員が本音でぶつかり合う。本気で自動車の未来を考え抜く。そこには職種も年齢もキャリアも関係ない。これこそが新しいものを生みだすエネルギー、これこそが新しいものを生みだすHondaだ。

あれから半年、私は今も「N-ONE」の未来を推進し続けている。しかし、自分の野望を忘れたことは一度もない。「時代を変えるような製品に携わる」。それこそがHondaの一員になった目的であり、人生をかけて追い続けたい目標だ。これからも私は自分が成し遂げたいことのために働く。あなたは何のために働くのか。生活のためか、お金のためか。ぜひ問い続けてほしい。モビリティと同じように、あなたの可能性も無限なのだから。

column

Hondaの国内営業(四輪)

マーケティングから営業企画、販売企画まで、国内セールス全般を担う。
●仕事詳細:より多くのお客様に喜びを届けるための商品戦略・企画、そこに必要とされるマーケット情報の収集と分析、分析結果をもとに経営陣・研究開発部門に対するプレゼンテーション、お客様満足度の向上・来店率向上などの施策の企画立案、市場品質問題の対応推進、サービス機能強化支援・指導、事業企画/商品企画を含む事業戦略企画・事業推進管理、台数・コスト収益目標設定、予実管理など。●将来的には海外マーケットを見渡す立場として、グローバルな活躍が可能。