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転職者メッセージ

北米が絶賛した多関節型ロボット制御システムは絶体絶命のピンチから生まれた ホンダエンジニアリング 車体生産技術部(専任技員) 三廻部 敦 2006年4月入社

いま取り組んでいるプロジェクトがありますか?

組み付けラインの最初の工程、「ドア外し」ロボットの開発を担当しています。ボディにいろんなパーツを組み付けるための前工程で、それまでは人に頼る部分が大きかったのですが、全工程を2本のアームロボットだけで解決。一本の生産ラインにアコードやフィット、シビックといろんな車種が流れてくる状況の中、わずか数秒で全車種のドアを外すロボットの開発はなかなか大変でしたが、これまでにないシステムとして、ちょっとした話題になりました。

転職で戸惑ったことはありませんでしたか?

自由ですね、まったく。発想はもちろん、課題解決のためのアプローチも自分次第。プロジェクトチームで動いているのでスケジュールは極めてタイトですが、やり方は個人にゆだねられる部分が大きい。その自由さに足下をすくわれて、試作ロボットの製作に赤信号がともった苦い経験がありますが、それもまたいい経験だったと思います。自分を律することができないと、ここでは置いて行かれてしまう。新しいことにチャレンジしたいと考えるエンジニアには、いい環境だと思います。

職場でのエピソードはありませんか?

いくつものプロジェクトが同時進行している中で協力メーカーさんとのコンセンサスがうまくいかず、自分の担当ロボットだけが全くの手つかずだったことがあります。愕然としましたが上司のアドバイスをもらいながら、なんとか試作機稼働には間に合いましたが、キモをつぶした経験として今でも忘れません。でもその経験から多くを学び、新しいシステム作りへの基礎ができたのではないかと思っています。それにしても、あのときは焦りました。

転職者へのアドバイスがありますか?

わたしの場合、「誰にでもできるような仕事はしたくない」と考えて、ホンダエンジニアリングを選びました。つまり、いつも変化していて自分にもいい刺激を与えてくれる環境を求めた結果が転職でした。前職に不満があるからという後ろ向きな発想では、きっと長続きしないと思います。

七転八倒して完成させた試作機の動作テストビデオが、北米工場で絶賛された。「すぐよこせ」とメールが届いたのだ。

仕事はプロジェクトチーム単位で動いているが、担当パーツや担当設備の開発・進捗は一任される。

難題にぶつかるとなぜかうれしくなってしまう。前任者が完成し得なかったシステムに取り組んだときもなぜか笑顔だった。

機械いじりが大好き。自宅にバイクを5台も所有。全バラも自宅でやってしまうほどの凝りようなのだ。