私はHondaで3社目です。最初に就職したのは印刷会社。そちらで印刷機の生産技術業務を手がけていました。が、もともとクルマが好きで、自動車に関わる仕事がしたいと思っていたところ、実家の近くの自動車部品メーカーが求人していることを知り、これはチャンスだと転職しました。そこで7年半ほど、新機種向けの足回り部品の試験・評価の仕事に携わりました。当初はクルマの部品に関わるだけでも十分満足でしたが、経験を積むうちに、やはり完成車メーカーで働いてみたいと思うようになりました。二度目の転職にあたっては、私の中で候補はHondaしかありませんでした。自動車業界に関わっていたこともあり、いろんなメーカーの評判を聞いていたのですが、Hondaがいちばん独創的で自由な会社だという印象を受けました。それでぜひHondaで仕事がしたいと応募したのです。



新機種の開発にあたって、ブレーキやショックアブゾーバ、ステアリングなどの足回り部品の品質を熟成していく業務を手がけています。研究所の設計者から寄せられた図面を検討し、それが本当に製造しやすいのか、あるいは実際に量産した時に品質を保てるのかなどを評価。問題点を洗い出し、改善策を設計にフィードバックしていきます。ショックアブゾーバは理解していましたが、そのほかの足回り部品を手がけるのは初めて。まわりの先輩たちの業務を手伝いながら勉強し、その後、海外市場向けの新機種の足回りに携わることになりました。本当に自分にできるだろうか?と不安でしたが、上司からは「どんどん失敗しろ。まわりがフォローするから」と。その言葉に勇気づけられましたね。仕事はダイナミックで刺激的です。研究所の本格的なテストコースで、新機種の試作車を運転して、足回りの品質を自分の感覚で評価することもよくあります。そうした体験はやはり完成車メーカーならでは。部品メーカーでは味わえなかった面白さですね。研究所の設計者と打ち合わせを行う機会も多く、仕事で関わる人の輪も以前より大きく広がりました。
Hondaには現場・現物・現実を重んじる「三現主義」という思想があり、これが本当に根付いているように思います。人から聞いた話だけで判断せず、必ず自分で確かめてみる。何か事象が起こったら、理論だけで片付けるのではなく、再現テストをして自分の眼で問題を突き詰めていく。当たり前のことですが、その姿勢が徹底されています。そして、従業員のクルマづくりに対する情熱が違う。優秀な人でも、日々の勉強を怠らず、絶えず自分を高めていこうとしている。まわりに刺激されて、意識も自然と高くなります。あとは、想像していた以上に働きやすい環境ですね。有給休暇もきちんと取得できますし、従業員がゆとりある生活を送れるようにちゃんと配慮してくれる会社だと思います。
昔からサーフィンが趣味で、以前は毎週のように海に繰り出していたのですが、子供ができてからはちょっとセーブしています(笑)。いま3歳と1歳。休日は子供と遊んで過ごすことが多いですね。