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転職者メッセージ

希少な技術のピースを持っていることが大きなパワーになります 本田技研工業 四輪品質改革部 合同解析室 落合 秀典 2003年9月入社

いま取り組んでいるプロジェクトがありますか?

合同解析室で樹脂系部品に関する素材解析を担当しています。シャーシやボディをのぞけば、人間が触れる部分の多くは樹脂部品のオンパレード。そのパーツが引き起こすトラブルや不具合の原因を追及し、改良データとして各部署に戻します。たとえば、お化粧品と紫外線のいたずらによるキャビン素材の変化など、見た目だけではわからない部分を様々な解析装置を使って特定していきます。トラブルの種類を検査する度に、世界の環境の違いと品質の奥深さを痛感させられる毎日です。

転職で戸惑ったことはありませんでしたか?

ほとんどと言ってありません。違和感といえば、学歴・学閥がないことにあらためて気づいたことです。中途採用、定期採用の区別もない。入社してみてその風通しのよさに、「本当にそうだったんだ」と納得します。逆に言えば、自分が経験を重ねていってもそれだけでリスペクトされることもない。日々研鑽していないと、面白さが半減する職場と言えるのかもしれません。いずれにしても、僕の場合、転職で驚くことはあっても、困るようなことはありませんでした。

職場でのエピソードはありませんか?

環境に対するダメージを可能な限り、最小限に抑える。こういった世界的なトレンドに対応するのも品質・合同解析チームの仕事です。そのカバーエリアはすでに販売が終了した製品にもおよび、規制物質の入ったパーツを使用しているクルマは、廃棄処分さえ拒否されるケースも起きています。生産当時の基準ではクリアしていたものも、廃棄の段階でNGが出ることが少なくないのです。もちろん、そのデータも解析チームで収集。分子レベルの構造を割り出し、次期モデルへの対応を行っています。

転職者へのアドバイスがありますか?

「学歴不問」という募集要項の言葉にウソ偽りがない。実際に仕事をし始めて、そのことを実感しました。逆に言えば、技術的なスキルや技術開発にかけるきちんとした姿勢がないと、ハードルは高くなるかもしれませんね。いい意味で緊張感のある職場ですから、新しい自分を発見するには最適じゃないでしょうか。

不具合が起きたと届けられた樹脂の匂いをかぐ。ちょっとおかしな光景かもしれませんがトラブル解析の手法の一つなのです。

廃棄したときの地球環境へのダメージを視野に入れた製品づくり(品質チェック)が求められています。

進化のたびに、これまで経験していなかった不具合やトラブルが発生しやすいのも事実。だからこそ品質解析の存在は大きくなっています。

解析室の装置を見ていただくと、化学系メーカーの出身者が多いのも頷けるかもしれません。