中学の時に、フルアルミボディのNSXに出会い、そのスタイリングに衝撃を受けて以来、すっかりHondaのファンになってしまいました。Hondaに就職したかったのですが、推薦枠の関係で入社を断念せざるをえず、「まずは技術力のある企業に入ろう」と、同じアルミ材を扱っている建材メーカーに就職しました。前職では新規の塗料の開発や導入、さらには海外工場での塗装ラインの立ち上げなどにも関わり、様々な経験をさせてもらいましたが、自動車業界への思いは捨てきれず、再度Hondaへアプローチをしました。正直、自信はありませんでしたが、こうして採用になったのは、広く浅くではあったものの、「塗装」に関していろんな要素を経験してきたことを評価してもらったのだと思います。



前職と同様に塗装技術に関する業務に携わっており、その中でもボディの下地処理に使用される材料の品質改善や、新規材料の導入を手がけています。現場の工程者の声をもとに、従来の材料の特性を調べて、製造しやすいように材料をチューニングしたり、腐食や外傷に対する性能を最大限に引き出すための製造条件を検討しています。最初に新規材料を導入した際は、読みが浅くて変化点を見抜けず、現場を混乱させてしまったことがありました。冷静に考えれば判断できたことなのですが、やはり「転職したばかりで早く成果を出さなければ」という焦りがミスにつながったように思います。でもそうした失敗も、Hondaなら糧にできます。まわりから「どんどんチャレンジしろ」と励ましてもらいながら、いろんなテーマに自ら取り組んでいます。最近は仕事への意欲がどんどん盛り上がっています。
良い意味で個性的な人が多いですね。職場は、広く浅く業務をこなしてきた私にとって様々なことを学べて、とても刺激的な環境です。また、自動車に対する塗装技術は、いろんな発想を活かせる余地がまだまだたくさん残っている点も大きなやりがいの一つです。そして何より、車という製品として出来上がったものに対する愛着があります。いま私が手がけているのは、自分が心から興味が持てるHonda製品ですから……。お客様が車を選ぶ際には、塗装も重要な要素となります。お客様の目を引くような優れた塗装をするためには、きちんと製品のことを理解しなければなりません。機種によって最適な塗装法も微妙に違うので、まだまだ勉強しなければならないことは山ほどあると感じています。
テニスと、冬にはスキーをしています。特にテニスは高校、大学とテニス部に所属し、社会人になってからもずっと続けてきました。Hondaでもテニス部に入っています。練習は週に2回。部門以外の従業員と交流でき、ネットワークが広がることが楽しみの一つになっています。