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転職者メッセージ

提言こそが財務の仕事 データを作成しているだけで満足なんかしてられない 本田技研工業 財務部 財務ブロック 鳥羽瀬 敬二 2007年5月入社

いま取り組んでいる業務を教えてください

ある時期、本社単独の資金計画を担当していました。当時の残高はおよそ数千億円。その資金運用や運用期間の判断材料となるデータを作成していたほか、資金需要に備えた資金調達、グローバルでの資金戦略を支えていました。将来の資金状況の予測精度を高めるため、計画手法の再構築にも着手。また、将来のキャッシュフローの使途と源泉を分かりやすく把握するため、Honda独自の資金運用表を導入しました。

転職で戸惑ったことはありませんでしたか?

Hondaは地域軸と機能軸のマトリックス組織体制。つまり、本社よりも各地域のほうが圧倒的な権限を持ち、トップダウンの会社ではあり得ないいくつかの体験をしました。だからこそHondaは強くておもしろいと、その魅力を十分知った上で転職してきたのですが、いくつもの事象を目のあたりにするとあらためて驚きました。現在、本社で財務を学びながらオーバーオールな視点を身につけている最中ですが、私も早くその最前線に行くことを希望しています。

職場でのエピソードはありませんか?

財務指標を用いた分析では、その数値よりもそこから何が言えるのかを簡潔に説明するよう求められます。データ作成にとどまらず、扱う情報に責任と意見を持つことが必要。Hondaの次のアクションにつながる提言が重要なのです。そのためにも、経理・財務領域の情報管理にさらなる充実が必要になります。ところが、いい意味でも、悪い意味でもまだまだ未完成の部分が多く、そこを構築していく面白さで溢れていると感じます。経理・財務を担当する人間にとって大きなやりがいだと思いますね。

転職者へのアドバイスがありますか?

キャリアにしがみついた考えでは通用しません。むしろキャリア以外の職種・職場で能力をどう発揮するかが勝負。財務経験のない人間にいきなり数千億円単位の仕事を任せるやり方がそれを象徴しています。重圧は相当なものですが、その中でどう解決していくのか、突破口を見つけ出すかがHondaを楽しむコツではないかと、1年経ってようやくわかってきました。今までよりもこれから。それが大事な会社です。

Honda各社のビジネスを同じ基準で測定し、各地域軸で共通に活用できる財務指標を立案する。プレッシャーは想像を超える。

経理・財務領域での経験の幅を広げられるポジションなら国内外を問わない。今はそのファーストステップだ。

財務指標で何が言えるんだ?と上司に問われ、数字屋ではないことに気づく。数字の裏付けこそが大事だと知る。

プレゼンの日々だ。いわゆる経理屋じゃない。算出したデータから本質を説き明かす作業が重要なのだ。