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「人間尊重」をベースにした多様性と幅広い選択肢。再入社だからわかるHondaの魅力

2018年にHondaを退職し、2023年に再入社した板垣。現在はSDV統括部でIVI(In-Vehicle Infotainment/車載インフォテインメント)製品の開発に従事しています。キャリアチェンジしたことで広がった可能性、一度離れたからこそ見えるHondaの変化と魅力を聞きました。

プロフィール

板垣 裕也 Yuya Itagaki
電動事業開発本部SDV統括部デジタルコックピット開発部インフォテイメントソフトウェアプラットフォーム開発課

新卒で大手電機メーカーに入社。2015年Hondaにキャリア入社し、予防安全運転システムの製品開発を担当。より幅広い技術的視野を得るため、2018年に自動車向けソフトウェア開発ツールを提供する会社へ転職し、プラットフォームに関わる業務を経験。自動車のあり方が大きく変化する中で、車室内のエンターテインメントに興味持ち、2023年再びHondaに入社。IVI製品の開発に携わっている。

大手電機メーカーからHondaへ。予防安全運転システムの開発に挑戦

板垣さんは新卒で大手電機メーカーに入社して、エンジニアとして活躍していたそうですが、Hondaに転職したきっかけと、当時Hondaで担当していた仕事を教えてください。

電機メーカーではプラントの制御システムの開発に従事していました。長年携わっていた大きなプロジェクトが終わり、「別のことにチャレンジしてみたい」と考えたことが転職のきっかけです。

さまざまな企業を検討するなかで、自分の視野を広げるためにこれまでと異なる業界に進みたいと考えて選んだのが、Hondaだったのです。

入社後は、予防安全運転システムの開発を行う部署に配属されました。はじめは新しいシステムの機能検討を行い、その後はテスト環境の構築やソフトウェア、ハードウェアの動作検証などを担当。さらに、適切な車間距離を維持しながら追従走行するACC(アダプティブクルーズコントロール)機能の開発に携わりました。

プラントの制御システムとは大きく異なる領域ですが、Hondaでの仕事はどのようなおもしろさがありましたか?

クルマの開発知識を得られたことがとても楽しかったですね。他部署をはじめ、サプライヤーなどのお取引先とのやりとりも多く、コミュニケーションをとりながら進めていくこともおもしろかったです。

また、「価値は何か」について徹底的に議論するHondaの文化も新鮮でした。人それぞれに感じ方が異なるなかで、いろいろな意見を出しながら価値の本質を追求していくことは難しいですが、クルマという身近なプロダクトだからこそ、自分ごとに置き換えて考えられる点が魅力でした。

これまでと文化の違う環境で挑戦したい。Hondaを離れて知見を広げる

その後、2018年にHondaを退職しています。このキャリアチェンジはどのような経緯があったのでしょうか。

新たなキャリアステップを模索するなかで、これまでと異なる領域や環境で仕事をしてみたいと考えたことが理由です。プラットフォームや基盤に近い領域、とくに通信やセキュリティなどの分野を深掘りしたいと考え、モビリティのソフトウェア開発ツールを手がける会社に転職しました。

転職先ではプラットフォームに関わるさまざまな仕事を経験しました。日本の完成車メーカーだけではなく、国内外のサプライヤーなどいろいろな企業のプロジェクトをサポートするなかで、それぞれ異なる文化があることも興味深い経験でしたね。

在籍期間の後半は、SDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)の普及を受けて実証実験のプロジェクトマネージャーを担当したり、多くの企業が参加する業界団体の活動に参加したり、より幅広い業務を経験させてもらいました。

2023年には再びHondaに入社しますが、Hondaに戻ろうと決めた理由を教えてください。

じつは、当初はHondaに戻ることは想定していませんでした。でも、ちょうど私が希望する職種の募集があることを知り、再入社することになりました。その職種というのが、現在担当しているIVI(車載インフォテインメント)製品の開発です。

業界団体の活動などで各社と意見交換しながら今後の業界標準や方向性を知るうちに、「自動運転が進化していけば、車室内のエンターテインメントの価値が高まっていくはずだ」と考えるようになりました。これまで私はクルマの「走る・曲がる・止まる」という領域を担当してきましたが、新たな領域で挑戦するのもおもしろそうだと思ったんです。

以前Hondaに勤めていた時とは違う職種ですが、より開発に近いところで仕事をしたいという想いもあり、Hondaに戻ることにしました。

100年に一度の変革期に、再びHondaへ。経験を活かして新たな領域に挑戦

以前勤めていた経験があるとはいえ、再入社する上で不安はありませんでしたか?

もちろん「受け入れてもらえるだろうか」「人間関係がうまくいくだろうか」という不安はありました。ただ、実際に入社してみると、そういった不安はすぐに消えました。

現在の部署はキャリア入社のメンバーも多く、自然に受け入れてもらえたのです。以前一緒に働いていた方が同じ部署にいたり、チャットで連絡をくれたりしたので、すぐになじめました。

業務自体は新たな分野ですが、以前の経験から社内用語や開発の基本的な手順を知っているため、立ち上がりもスムーズだったと感じています。

前職での経験を活かせていると感じることはありますか?

プロジェクト管理の経験や広い視野でフラットに考える姿勢など、これまで培ってきたものを活かしながら取り組めていると感じます。

現在担当しているのは、主にナビゲーションや地図などのECU開発ですが、IVI製品はメーターや照明、音響などさまざまな要素があり、まだまだ触れていない部分がたくさんあります。まずは、現在携わっている機能が世の中に出るところまでしっかりと手がけた上で、次に自分がどこに興味を持つのか、何に挑戦したいと思うのかが楽しみです。

離れたからわかる、Hondaの変化と変わらぬ姿勢

およそ5年ぶりのHondaですが、変わったと感じる部分はありますか?

もっとも変化を感じるのは、人材の多様性です。多種多様な業界からキャリア入社してきた方が増えたことで、それぞれの専門性を組み合わせることを大切にしながら仕事を進めていると感じます。

とくに近年はSDVの加速により、領域を超えた「クロスドメイン」での開発なども進み、組織体制も変化していますよね。部署を超えて一緒に新しい価値を生んでいこうという動きがあることも、再入社の人を含めたキャリア入社のメンバーが活躍しやすい土壌になっていると思います。

最後に、板垣さんと同じようにHondaへの再入社を検討している人へ、メッセージをお願いします。

自動車業界が大きく変化しているからこそ、「新たな知識についていけるだろうか」と不安に感じる人も多いと思います。けれど、研修などで準備期間を設けてもらえますし、私のように以前と異なる部署での入社も可能です。

何より、組織や開発手法が変わっても、「人間尊重」という理念に変わりはありません。多様な人材を受け入れ、活躍をサポートするHondaの懐の深さをあらためて感じています。

Hondaにはさまざまな事業領域があり、社内でのキャリアの選択肢も豊富です。そういった面でも多くのチャンスがあることは、やはり魅力的だなと思います。再入社だからとハードルを上げずに、キャリアの選択肢の一つとして見てみると、自分の可能性が広がるかもしれません。

※ 記載内容は2025年1月時点のものです

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