イノベーションを生む仕組み
Hondaは、これまで数々の日本初・世界初の製品を創り出してきました。その裏側には、Honda独自の文化とオープンイノベーションを推進する仕組みがあります。
個性を活かし、チャレンジを推奨する文化
「The Power of Dreams」というブランドスローガンからもわかるように、Hondaは一人ひとりの夢を原動力にしている会社です。従業員の個性と意思を尊重し、失敗を恐れずに挑戦することを促す文化が、創業から深く根付いています。
また、従業員が自然と集まって役職や肩書に関係なく本音で意見をぶつけ合う「ワイガヤ」という取り組みも、新しい価値やコンセプトを生みだす場として重要な役割を果たしています。
詳しくは「社風」ページもご覧ください。
オープンイノベーションの取り組み
創業から自然に形成されてきた文化だけに頼ることなく、イノベーションを生みだしやすくするための仕組みづくりにも力を入れています。
IGNITION
従業員の独創的な技術・アイデア・デザインを形にする新事業創出プログラムです。審査を通過すれば、Hondaおよび外部投資家から出資と支援を受けて起業することも、社内事業として立ち上げることもできます。
2021年にはIGNITION発のベンチャー企業第1号として「株式会社Ashirase(あしらせ)」が設立されました。
Honda Xcelerator Ventures
米国・シリコンバレーのHonda Innovations, Inc.を中心にした、世界中のスタートアップとのコラボレーションプログラムです。
カーボンニュートラル・モビリティ・ロボティクスなどの領域において、グローバルで先進技術を有するベンチャー企業に出資、もしくはパートナーシップ・共同開発などを進めています。
テクノロジーのライセンス活用
これまで研究・開発した様々な技術やノウハウをライセンス化し、Hondaの想いに共感いただける企業へ積極的に開示しています。
実際に幅広い業種のパートナー企業で、UV樹脂成形・デコレーション技術、ロボット聴覚技術、人物検出技術、ダイレクト軸力測定システムなどが製品・サービスとして形になりました。
過去のイノベーション事例
Hondaがこれまでに生み出してきた革新的な製品・技術の一例を紹介します。
カーナビ
GPSで位置情報が入手できない時代に開発した「世界初のカーナビ」です。ジャイロセンサーと距離センサーによって自車位置を測定し、ディスプレイ上に重ねた地図に表示できるようにしています。この基礎技術が、GPS情報などで自社位置を検出する現代のカーナビにつながっています。
エアバッグ
航空機のパイロットを守る技術として発明され、自動車用としては世界的にも関心が低かったエアバッグにHondaはいち早く着目しました。そして16年の歳月をかけて極限まで信頼性を高め、国産車で初めてエアバッグシステムを搭載したのです。
ASIMO
世界初の自律行動制御技術を搭載した二足歩行ロボットです。ASIMOの開発によって得られたノウハウは、現在もHondaの様々なロボット開発に活かされています。
HondaJet
ビジネスジェットとして世界で初めてエンジンを主翼上面に配置したのがHondaJetです。それにより、胴体スペースの有効活用、エンジンによる騒音と振動の低減、速度と燃費の向上など、他にはない多くのメリットを生みました。
自動運転レベル3
自動運転は運転支援から完全自動運転まで5段階のレベルが設定されています。Hondaの運転支援システム「Honda SENSING Elite」を搭載したレジェンドは、世界で初めて条件付き自動運転であるレベル3の認可を受けました。
イノベーション創出に挑むHondaの人々
様々な領域でイノベーションの創出に挑戦しているHonda従業員のインタビューを紹介します。
CVCで加速するHondaのイノベーション。外からのアプローチで企業変革を起こす
空飛ぶクルマをつくる!Honda eVTOL用パワーユニット開発に挑戦する技術者一人ひとりの想い
システムエンジニアからBiz Devへ──事業開発への挑戦で活躍の幅を広げた彼の足跡
1人でも多くのお客様に喜びを──アメリカでデジタルサービスの戦略企画に挑む、彼の信念
「環境負荷ゼロの循環型社会」の実現へ。新設“水素事業開発部”のチャレンジ
“多指ハンド”のロボットで世界を変えたい──研究者たちが語るHondaの魅力
移動をもっと早く、手軽に!新たなライフスタイルを創り出すリーダーの一貫した想い
“楽しさ”を希求し、自由に駆ける。Hondaが示す発想力の可能性