能力開発
Hondaにおける能力開発の考え方
Hondaの能力開発は、「一人ひとりが自らの責任と挑戦によって成長していく」という考え方がベースにあります。
そのため、能力開発の基本はOJTが中心となっています。OJTのプログラムは部門ごとに設計されており、業務に必要な知識や専門性は、その内容を通じて身につけていきます。
一方で会社としては、意志を持ってチャレンジし続ける人に対して能力発揮の場を提供すること、会社のニーズや個人の意欲・能力に応じて個人が成長する機会(=きっかけ)を用意することが必要だと考えています。
Hondaでは、そうした成長機会を補完するための仕組みを、会社から一律で提供するのではなく、本人が主体的に選択していけるように揃えています。
能力開発の指針になる「共通能力」を定義
急激に変化するビジネス環境の中で、社内外で通用するプロフェッショナルになるために、職種を問わず共通して求められる能力を、役割・等級ごとに言語化して整理しています。
この「共通能力」はポイントを記したガイドブックとして社内に周知され、OJTにおける目標設定や上司とのコミュニケーション、Off-JTにおける自己学習の指針として活用されています。
選択型の学習プログラム
キャリア実現に向けて必要な能力が何かを自ら考えて学んでいけるように、選択型の学習プログラムを用意しています。プログラムは主に、共通能力・ビジネススキルを強化するための「オンライン研修」と「Eラーニング」で構成されています。
オンライン研修
ロジカルシンキング、デザイン思考、プロジェクトマネジメントなど、共通能力を強化するための様々なオンライン研修を受講できます。自分らしいキャリアを実現していくために役立つ考え方を、講義とワークから学べる年代別のキャリア研修も用意されています。
会社から強制されるものではなく、自ら必要だと感じる研修を選び、上司の承認を得たうえで申し込むことで、業務扱いとして受講できます。
Eラーニング
オンライン動画学習サービスを、いつでもどこでも好きなだけ受講できます。スマホやPCなどの個人端末を利用して、業務外の時間に視聴することが可能です。
以下の3つのサービスを自由に利用できます。
- マーケティング・会計・英語などビジネススキル全般を学べるサービス(450コース以上)
- 統計・数学・コンピュータサイエンスなど専門分野の入門知識を学べるサービス(60コース以上)
- ソフトウェアを中心にスキルを学べるサービス(1,800以上の講座)
新価値探索プログラム -MINERVA-
MINERVA(ミネルヴァ)は、感性開発・新価値探索のプログラムです。参加を希望して選考を通過した従業員は、約4ヶ月半の活動の中で、社外に用意された多様なフィールドでの活動や参加者同士・社外のパートナーとのワイガヤを通じて、将来にわたってHondaが世に提供していくべき価値に関わるテーマについて探索していきます。
自己学習にかかる費用の補助
社外での自己学習については、カフェテリアプラン(選択型の福利厚生)でサポートしています。様々なサービスの利用や割引に使えるポイントが毎年付与されるため、そのポイントを通信講座・セミナー、資格取得、書籍の購入などに充てることで、自己学習にかかる金銭的な負担を少なくできます。